デスクトップシアター入門

前文

Xbox360はハイデフを掲げる。
そのパワーを最大限に生かすために私達は、
ハイヴィジョンTVとサラウンドシステムを持たなければならない。
勿論、それらを持たずとも次世代機の凄さを感じ、楽しむことは可能だ。
だが、真の凄さ、圧倒的なパワーを味わうためには必須である。
それほどまでに違うことが、一度試してみれば分かる。
しかし、敷居が高いのもまた事実。
膨大な費用、広大なスペース……
理想的な環境を作るための障害があまりにも多すぎる。
ここでは、リビングではなく個人部屋に置くための、
省スペース、そして費用の節約も兼ねたハイデフシステム
名付けてデスクトップ・シアターを提案していきたい。

実例


LargeSize
デスクトップ・シアター
だとか言っても実例がなきゃあピンとこない。
だろうから、とりあえず私のプレイ環境を載せよう。
みたまんま、つまり机上でPCも、Xbox360も、5.1chも、全てやる。
詳しい解説は後でしよう、その前に基本的なことの解説から始める。

映像

あなたは部屋に一体幾つのディスプレイを置けば気がすむのだろうか。
もはやPCは生活必需品であるから、そこにモニター(もしくはノートPC)
それに、テレビ?
狭い部屋に二つもディスプレイを置くから余計に狭くなってしまうのだ。
統合すればいい、統合するしか、ない。
では、どちらのディスプレイを残せばいいか、ということになる。
最近の薄型ディスプレイは十分なPC入力を備えている。
これらがある人はPC用モニターを捨ててみるのもいいだろう。
しかし大型モニターは価格も高いし、そもそも高輝度なTVでのPC作業は
目が疲れてしまうのであまり適しているとはいえない。
となるとPC用モニターをTVがわり、となる。
画面は小さいものの、十分な精細さはハイヴィジョンを映し出すのに最適。
難点はやはり画面サイズが小さいこと、になるが、至近距離で見ることもあり、
20インチを超えるものを選べばそんなに不満に感じることも少ないのではないか。
また、大画面では視点の移動距離が大きくなり、全体の把握が困難になる。
これはゲームにおいて致命的であり、
ゲーム用ディスプレイの最適解は20-25インチ、とさえまでも言える。

ディスプレイ選択

スペースに余裕があるのならCRTが絶対にイイ。
液晶は残像だの階調表現に問題があるだの、
実はあまり良い代物だとは言えなかったりする。
しかし、もはやPC用CRTは絶滅危惧種であった。
特にゲーム用も兼ねるため、大型が好ましいので、
20インチオーバーのものを、となると選択肢は、
TOTOKUのCV921Xしかない。
私が使っているMITSUBISHIのRDF-223G
CRTにしてはかなり良好なデザインの最後期に発売されたモニター。
もう現在は、買うことはできない。
そして、もはやCRTに新製品を望むことはできなくなった。

だから否が応でも液晶を使わざるを得ないのかもしれない。
それにCRTは4:3モニターしかない。
Xbox360はワイドが標準。
実例に出した写真のように、上下が欠けた状態での表示となるが、
表示領域を使い切れない画像は少々寂しく、映像の迫力にも欠ける。
絶滅状態のCRTと違い液晶は新製品が盛んに出る。
中でも意欲的なのはEIZOのFlexScan S2410W
24インチワイドという大画面に加えて1920x1200という高解像度、
そして映像視聴を意識した残像軽減テクノロジーの数々。
こういったワイド液晶を選択肢の中心に据えて考えると良いかもしれない。

転送

PCをPC用ディスプレイに映すのは、まあ、そのまんま。
TVをPC用ディスプレイに映すのは、キャプチャーボード。
じゃあXbox360をPC用ディスプレイに映すのも、キャプチャーボード?
正しくもあり、間違ってもいる。
映すことはできる、が、美しく映すことはできない。
何故ならキャプチャーボードの入力信号の限界はD1(640x480)だが
Xbox360の最大出力信号はD4(1280x720)であるので、
Xbox360を最大限に綺麗に映す出すには、
D4で出力してPC用ディスプレイで入力させる必要がある。
Xboxの時はトランスコーダーという機械を使った。
代表的な製品にLDC-RGB2というものがある。
これはD2-D4信号をRGB、つまりPC用ディスプレイに入力できる形に変換するもの。
便利な機械だが、値段が些か高い。
しかしXbox360は何も心配する必要はない。
標準でVGAケーブルが用意されているので、
それを使えば、D-Subの入力端子があるPC用ディスプレイなら
即座に簡単にD4の、ハイデフ解像度の映像が楽しめるようになる。

音響

Xbox,Xbox360といったらやっぱり5.1ch!
映画館のサウンド、背後から音が聞こえるのはやっぱり凄い。
でも、置く場所が……
という心配もデスクトップシアターなら必要ない。
だって、机に置けばいいぢゃん?
センタースピーカーはディスプレイの上(もしくは下)
フロントLRスピーカーはディスプレイの横
リアは、まあ、適当に何とかなるだろう。
最大の邪魔者、ウーファーは机の下に置けばいいぢゃん?
スペースの問題は簡単に解決。
次に費用の問題。
実は5.1chって安い。
勿論、ピンからキリまである。
高いものは、そう、1000万円を超えるシステムだってある。
けれど、安いものならば2万円でお釣りが来る。
代表的な製品はYAMAHAのTSS-15
音質は当然、値段相応だけど、テレビのスピーカーよりはマシだし、
ウーファーの重低音とリアスピーカーから音が鳴ることの感動は大きい。

有線コントローラー


さて、実践例、の前にXbox360コントローラー比較。
私はXbox360はワイヤードコントローラーを使う。
何故ならワイヤレスコントローラーは不愉快だから。
まず、ワイヤードコントローラーは軽い。
当たり前の話だけれど、軽い。
そして、最も重要なのはデッパリ。
写真で見て分かるように、中央のバッテリー入れのデッパリ。
これが猛烈に手に引っかかって邪魔臭い。
緩くホールド、手の平を伸ばすことがデッパリがあるとやりにくい。
意外と大きな差であることは、有線コントローラーを使ってみると分かる。
無線しか使っていない人は有線も試してみて欲しい。
一度使うと、無線には戻れなくなる。

デュアルディスプレイ


ここからは実例を出して解説していく。
まず復習の机上画像。
有線コントローラーは置くの机から通しているので
ケーブルが目立つこともなく、邪魔になることもなく処理。
こういう小細工が可能なのもデスクトップシアターならでは。
中央のディスプレイにはXbox360(画像はPGR3)を映し、
左のサブディスプレイは、PCをそのまま使うことが可能。
このデュアルディスプレイ環境は非常に便利。
勿論、PC利用時はそのまんまデュアルディスプレイになり、
Xbox360プレイ時にはサブディスプレイで、
ネット対戦の人待ち時間にWebを見たり、
攻略を開いて目の前で見比べて見たりとやりたいほうだい。
こういうことが出来るのもデスクトップシアターならでは(いい加減しつこい?)

フロントスピーカーはアルミニュウム筐体が素敵なスイスPIEGA製のP4 XS MK II
リボントゥイーターの華やかな高音が非常に魅力的。
こんな机上に乗せて鳴らすのが勿体無いスピーカー。
センタースピーカーは反面、安物。
フロントスピーカーとの価格差は20倍。
ちょっと非力なので真面目に音楽再生は任せられない。
けれど、ゲームのサラウンド再生にはなくてはならない存在。
音楽再生の場合は音質差が厳しいけれど
ゲーム用には効果音等がきちんと分離してくれたほうが有り難い。
超至近距離リスニングであろうと、スピーカー間が狭かろうと
センタースピーカーはファントムより(フロントスピーカーに音を混ぜて代用)
実際に置いた方が間違いなく良い結果をもたらす。

サラウンドスピーカー


LargeSize
サラウンドスピーカーはフロントスピーカーに合わせて
シルバーの、トールボーイ型を用いた。
至近距離で(この部屋の狭さが分かると思う)
巨大モノリスに囲まれる。
素晴らしい……
濡れるね。
このサラウンドスピーカーも、フロントスピーカーに比べたら随分と安い。
まあ、サラウンド用なのでそこまで音質重視というわけでもないのさあ。
で、えーと、本数。
サラウンドスピーカー、4本。
フロントが2本でセンターが1本だから、
つまりこれは7ch再生。
勿論サブウーファーも使っているので7.1ch再生。
狭苦しいデスクトップシアターで、巨大なトールボーイ型を使って、7.1ch。
狂ってる。
しかしねえ、これが素晴らしいんだ。
5.1chと違い正しく真横から音が聞こえ正しく真後ろから音が聞こえる。
5.1chとは次元の異なる圧倒的な音の分離具合はたまらない。
しかも、この距離(超近い)だからね。
まさしくAround The Speaker。
360度スピーカーに囲まれた変態生活の幕開け。

ゲームラック


LargeSize
ラックはガラスの棚板、黒色なのであまり分からない。
黒フェイスのXbox360は自家塗装。
下からPS2、トランスコーダー、Xbox、Xbox360、外付けHDD
この上にも一段あって、将来的にはPS3を置こうかと思っている。
このゲームラックに関してはコメントすることもないかな。
そうそう、私はXbox360とディスプレイとの接続には
VGAアダプターを使わず、このトランスコーダーを使っている。
VGAアダプターは一部ゲームにおいてアスペクト比に不具合があるが
トランスコーダー経由ならその手の不具合を一切無視できる。

メインラック


LargeSize
イギリス・クアドラスパイア社のリファレンスラック
Q4D-Referenceを使用。
最下段は音の要、AVアンプ。
これはSONYのフルデジタルアンプ TA-DA7000ES
キレのある素晴らしいサウンド。
中段はNECの水冷PCを無理やり横置きで使用。
これ、静か。
Xboxのありえない騒音と比べると信じられないぐらいに静か。
ちなみに音楽再生機の役割も担っている。
CDプレイヤーもMDデッキもないこの部屋では
PCに可逆圧縮で劣化なく音楽をためこみデジタル信号でアンプに渡す。
(ちなみにデジタルケーブルはDSIX
最上段は……
ケーブルにン万円というだけでもオカルトちっくなのに
これは、電源。
ようするに超高級な電源タップ。
裏側はコンセントが一杯ついてる。
PS AUDIOのPD3.5、クリーン電源と呼ばれるもの。
電源を浄化することで音が良くなる、映像が良くなる!
うぉおおお、オカルトちっくだ。
電源を浄化すれば炊飯器の飯が旨くなるのか?
冷蔵庫がよく冷えるようになるのか?
電子レンジが600Wから620Wぐらいになるのか?
というぐらいに、あまり納得がいかなかったりする。
しかし、映像はともかく音には効果絶大。
最後に右側に小さくポツんと見えるのがサブウーファー。
これはフロントスピーカーと合わせたPIEGAのP SUB 4
特注のブラック塗装なのは私のこだわりと思ってくれい。

椅子


最後に、椅子。
これは少し前の写真、5.1chだった頃のもの。
椅子はハイエンドオフィスチェアのコンテッサ
こういった快適なチェアを使えるのもデスクトップシアターの良い点。
地べたに座ってだの腐れたソファだなどとじゃあ疲れちゃう。
ゲームを快適に行うためにも椅子は何よりも大切だと思う。

以下、続かない。

Comment