批評感想

世間的にも傑作ソフト認定で今更何を言う事もあるまい。

プロデューサー竹内氏がエヴァーグレイス2から求めた爽快感が結実した。
スプリガン(P西田 D竹内)もこんな感じでやりたかったんだろうな。
Xboxという従来とは次元の違うハードによってついに達成された。
世界設定にも竹内氏の色が濃く出ている。
決してアニメ色にならない、抑えられた独特の色。
最後まできちんと統一された世界は素晴らしい。
ストーリも、地味だが決してでしゃばらないので
アクションゲームとしては最適。
そして御伽の売りは、やはりエフェクト。
ばしばし切り刻み、吹き飛ばし地面を割る。
その爽快感を地味に補っているのがモーション。
浮遊感に加えて剣のモーションの出来が凄い。

不満点は、やはり敵が木偶だということになる。
敵を倒す爽快感が素晴らしいのに、その敵が木偶坊。
せいぜい正面からの攻撃をガードする程度でしかないのは残念。
物量作戦で攻めてくるわけでもないので
ゲーム後半、こちらが強くなりだすとAIがヘボいため
結果、難易度が非常に低くなる。
だからやり込みがいは薄い。
次第に敵を吹き飛ばす快感に慣れてきた頃には
ただの木偶坊を刻む虚しさしか感じなくなっていく。
AIを強化出来ないのならば、せめて二周目以降は周回を重ねるたびに
敵の体力を二倍、三倍と増やしていくぐらいでも良かった。
1.3倍では中途半端すぎて何の意味も持たない。
一応巫練刀という攻撃力が低い武器を用意してはいるものの
木刀では、せっかくの爽快感が、あの効果音で薄れてしまう。。
もう一つの問題はレベル制度。
上がれば上がるほどヌルくなり、決して下がらない…
これはアイデア倒れの失敗。
下手なうちは、レベルを上げることで先に進めて嬉しい。
しかしプレイヤー側が上手くなったときには、自分からの規制が行えない。

ま、しかし、難易度なんてささいなこと。
この破壊感は他では得られない大きな魅力。