>体験版感想

御伽、御伽百鬼討伐絵巻、Xboxで素晴らしい作品を
今までに作り出してきた竹内プロデューサーの最新作。
内容も破壊路線を引き継いで、操作キャラクターを
メカに変更という、話に聞けば、まさに理想的な内容。
しかし体験版をプレイして、全ては?に変わった。

とにかく破壊感が手に伝わってこないのだ。
画面では華麗なエフェクトで粉砕されていく、
それなのに、操作している私は何も感じられない。
全てにおけて重量感が乏しい。
重みの表現に欠けているのである。
ウリである破壊、ちゃんと粉砕されていく、
それなのに感じてしまう虚無感。
画面を煩わしいぐらいに覆う看板、
足元のフェンスや箱、小さな小屋、
これが壊せるものの全て。
真に画面の全てである外壁(ビル)は無反応。
所詮は小物を幾ら壊せたところで何も。思わない。
ここにあるのは、ただ表面だけの華々しさ。
もう一度言おう。
破壊出来るのはビルにくっついている、
細かなオブジェクト(看板等)のみであって、
ビル(つまり外壁)は壊せない。
フィールドは何もかもを壊しても見ためが変わらない。

外壁が壊れないだなんて、当たり前じゃないか!
百鬼討伐絵巻だって壊れていなかったし、
第一、ボスまで壊しまくって直進じゃあ
ゲーム性もクソもあったもんじゃない。

との突っ込みもあろうかと思う。
いやいや、何も全て壊れなくてもいいんだ。
ただ、破壊したということを感じさせてくれれば。
百鬼討伐絵巻と同じなのに、何故感じない?
それはスケールが違うから。
人間サイズをカメラが映せば小物が壊れていっても
十分に壊しきったフィールドを映すことが出来る。
しかしメカサイズをカメラが映すので
小物が壊れたところでフィールドは変わらない。
画面の大部分をビルが占めるのに、
それが無反応なのだから。
一応はマシンガンが当たれば弾痕が、
バズーカが当たれば黒焦げは付く。
しかし視点が遠いので壊れていることが伝わらない。
また、武器の威力の問題もある。
バズーカ等の圧倒的破壊力を有する攻撃を加えているのに
たかが黒焦げ?
大いに違和感、説得力のなさが破壊の実感を殺ぐ。

では、どうすれば?
何も全て壊れる必要はない。
一部分がエグれてくれればそれでいい。
初代御伽の時のように。
残念ながらこの部分に関しては
百鬼討伐絵巻は初代御伽に劣る。
そして、メタルウルフカオスは
百鬼討伐絵巻をベースにしているようだ。

このゲームには向上心が見当たらない。
理想的なように御伽のキャラクターをメカに変えた。
ただ、それだけ。
ただ、何も考えずに、変えただけ。
本質の部分がこんなようでは、
Americaを皮肉ったかのような台詞周りも
ただただ浮ついた寒さしか感じられない。